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マーブルロードおおまち
商人の街で、仙台で連綿と続く物作りの一端に触れて


彩りそえるしまぬき 島貫 昭彦さん
彩りそえるしまぬき 島貫 昭彦さん


伊達政宗公が仙台藩を開いて仙台城が築かれると、代々伊達家に仕えてきた御譜代町も中心部に割り当てられた。
この時の御譜代町の筆頭が大町で「芭蕉の辻」は、江戸時代にもっとも栄えた繁華街だった。
そんな、仙台商人の聖地ともいえる場所で、明治25年(1892)から暖簾を構えるのが「彩りそえるしまぬき」だ。
仙台・宮城を中心に、東北の伝統工芸品や土産物を扱い、とっておきの土産品を探す人たちに愛されている店である。
社長の島貫昭彦さんは「当時は煙草屋として創業しました。
今のように、東北の伝統工芸を扱うようになったのは、戦後のことなんですよ」と教えてくれた。
数ある伝統工芸品の中でも「仙台では、堤焼、埋もれ木、こけしが、江戸時代から続くとても古い歴史のあるものです。
明治時代からは堆朱、昭和に入ると玉虫塗と、その時代時代でさまざまな工芸品が生まれてきました」と。
また、現在は「かつて江戸時代に作られていたものへのオマージュとして、仙台ガラスが復活しました。
仙台は物作りが連綿と続いている土地なんです。
大町は、昔からの商人の街ですが、ここにきて、物作りの一端に触れていただけたらと思います」。
さらに島貫さんは「おおまちの道には、『よぐござったごだ』『またおんなしてくないん』と書かれたサインがあります。
こうした街なかにある温かな仙台弁にも、ぜひ触れていただきたいですね」。



 
 

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